大人になってからテストうけたら境界知能だった話

境界知能

 

自分が境界知能だと知ったのは、二十代の後半でした。勉強ができなかったり、生きづらさを感じることが多い人生でした。それは自分に原因があるということは漠然と理解していましたが、明確が理由がわからず、他人が普通にできることがどうして自分はできないのだろうと、自責の念にかられていました。

 

ある日、仕事を辞めるさいに、当時の上司から「お前は頭がおかしい。こんな人間初めてだ」と言われました。辞める原因は仕事ができなかったからで、今までこんなことが多かったなとも思いました。辞めた後も上司の夢を見て芋蔓式に過去の嫌だったことを思い出し、夜にフラッシュバックにおちいりました。眠りが浅く、悪夢を見ました。

 

頭のなかには、お前は頭がおかしいという言葉がこびりついていました。そんなときにふと、精神病院で検査してもらおうと思い立ちます。そのときの私は、自身がアスペルガー症候群ではないかと予想していました。当時よく耳にしていた言葉だし、ネットの診断ではADHDと結果が出たからです。もし仮に違かったら、上司の言っていたことは間違いだったと、鼻で笑ってやろうと思いました。

 

※私の検査結果です。IQは83でした。

検査の内容は割愛しますが、結果はアスペルガーではなく、知能指数が平均以下であるというものでした。特性としては、視覚情報として図や絵を理解する能力は高いが、文章と計算の能力が低いとのことでした。目安としては、処理速度が小学6年生程度だそうです。ついでに自閉症の疑いがあるとのことでした。正直、とてもショックで、だけど、どこか心の奥で妙に納得しました。

今までの生きづらさの原因がはっきりした瞬間でした。

 

私のような人間――大人になってからやっと知能が平均より低い、ということを自覚する人は、わりといるらしいです。大人になってから知る人、または知らずに過ごしている人が、多いようです。まさに自分はそのタイプでした。

 

 

しかしひとつ困ったことがありました。そのときにはすでに、現在の会社(土木コンサルタント)に就職をしていたのです。しかも設計を行う仕事で計算を多くします。境界知能の私には、あきらかに向いていないのでした。会社からクビをきられても仕方ないとはんば諦めながら、仕事を続けました。なるべく言われたことはできるようになろうと思い、日々をすごしていたらいつのまにか4年がたっていました。

 

ミスをしたり、怒られると悲しくなるし、嫌な気持ちになります。他人に迷惑をかけたくないので、これから工夫して、なるべく楽にすごしていきたいと思い、このブログ(むのうブログ)を作りました。自分自身が忘れてしまったときに見返せるように、記事に書いて、ついでに同じ悩みを抱えている人に届けばいいなと思います。

もし、悩んでいる人は早めに病院で検査してみるといいと思います。

医者に聞いたおすすめな仕事など、今後記事にしていきたいです。

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